目次
AIを使えば、メールの下書きを数十秒で作れます。
——でも正直、「プロンプトって何?難しそう」って思いませんか?
大丈夫です。この記事ではコピペして使えるプロンプトのひな形を仕事・日常シーン別に6種類用意しました。「AIが書いたメールって失礼じゃない?」という不安の解消法まで、今日1通試せるレベルで解説します。
「ふん…プロンプトとやら、わらわには造作もない。(…でも正直、何を書けばいいか全然わからぬ)」
メールに1日何分使ってる?まず現状を知ろう
日本ビジネスメール協会の2023年調査によると、ビジネスパーソンが1日にメール作成にかける時間は平均約47分です。
「そんなにかかってるかな?」と思った方、ちょっと計算してみてください。月20日出勤すると、47分×20日=約940分。月に約15時間、メールだけで消えているんです。
しかも、奪われている時間は仕事だけじゃありません。保護者会の連絡文、習い事教室へのお礼、フリマアプリの問い合わせ返信——「なんて書こう…」と悩む時間を合計すると、週に2〜3時間になるケースも珍しくありません。
この時間、もし他のことに使えたら?
まずは「自分がどれだけメールに時間を取られているか」を数字で見てみましょう。
| 種類 | 1日あたり | 月あたり(20日) | 年あたり |
|---|---|---|---|
| 仕事メール | 約47分 | 約15時間 | 約180時間 |
| 日常の文章 | 約20分 | 約10時間 | 約120時間 |
| 合計 | 約67分 | 約25時間 | 約300時間 |
日常の文章時間は、保護者連絡・SNS返信・フリマやりとり等を含むnos.media編集部の推計値です
こうやって数字にすると、ちょっとゾッとしませんか。
ここから先は、この時間をどう取り戻すかの話です。
AIはメールを「書く」だけじゃない:3つの使い方
「AIでメール作成」と聞くと、ゼロから文章を書いてもらうイメージが浮かぶかもしれません。
でも、実は使い方は3つあります。
書く(下書き生成)
「こういうメールを書いて」と頼むと、数十秒で下書きが出てくる
直す(添削・チェック)
自分で書いた文章を貼り付けて、敬語や失礼な表現をチェックしてもらう
要約する(受信メール整理)
長いメールを貼り付けて、要点だけ3行にまとめてもらう
① 書く(下書き生成)
これが一番イメージしやすい使い方です。「こういうメールを書いて」とAIに頼むと、数十秒で下書きが出てきます。
仕事なら、商談後のお礼メールや日程調整の連絡。日常なら、子どもの学校への欠席連絡や、引っ越しのごあいさつ文。「何から書き始めよう…」と手が止まる時間がなくなります。
② 直す(添削・チェック)
自分で書いたメールをAIに貼り付けて、「敬語の間違いや失礼な表現がないかチェックして」と頼む使い方です。
取引先への謝罪メール、ちょっと不安な敬語表現——送信ボタンを押す前に、もう一人の目が入る安心感があります。日常でも、PTAの案内文を「読みにくいところがないか見て」と頼めば、赤ペン先生のように直してくれます。
③ 要約する(受け取ったメールを整理)
AIは「読む」補助にも使える——これ、意外と知られていません。
取引先から届いた5段落の長文メール。読むだけで5分かかるような内容も、AIに貼り付けて「3行で要点をまとめて」と頼めば、ポイントだけ整理してくれます。
日常でも同じです。保育園から届いた行事案内メールを「明日持っていくものだけ箇条書きにして」と聞けば、必要な情報だけスッと出てきます。
ちなみに、「受け取った情報をAIに整理してもらう」という使い方は、メール以外にも応用できます。会議のメモ整理なども同じ発想です。
この3つを知っておくだけで、「自分の困りごとにAIが使えそう」というイメージがグッと具体的になるはずです。
「ほう…長いメールを要約してもらえるのか。それは…なかなか興味深いではないか(へー、そんな使い方があったのか)」
NG→OKで分かる!AIへの上手な頼み方
AIへの指示文のことを「プロンプト」と呼びます。
とはいえ、難しく考える必要はありません。要は「頼み方のコツ」を知っているかどうかだけです。
ここでは、やりがちなNG例と、ちょっと変えるだけで結果がガラッと変わるOK例を並べて見てみましょう。
ケース1:仕事のお礼メール
NG
「メールを書いて」
AIは「誰に」「何のために」「どんなトーンで」書けばいいか分からず、ぼんやりした当たり障りのない文章になる
OK
「あなたは丁寧な営業担当です。初回商談後のお礼メールを件名から本文まで300字以内で書いてください。相手は50代の製造業の社長で、今日は工場の省エネについて話しました。文体は丁寧・フォーマル、押しつけがましくない内容で。」
「役割」「状況」「要件(文字数・構成)」「トーン」の4つを伝えているので、的確な結果が返ってくる
なぜ変わるのか: 「役割」「状況」「要件(文字数・構成)」「トーン」の4つを伝えているからです。人に仕事を頼むときと同じで、背景情報が多いほど的確な結果が返ってきます。
ケース2:日常のお断りメール
NG
「お断りメールを書いて」
誰に、何を断るのか、どんな関係性かが分からず、使えない文章になる
OK
「友人から誘われた食事会を体調不良で断るメールを100字程度で。関係を壊さず、次回は行きたい気持ちも伝わる温かい文体で。」
「誰に」「なぜ断るか」「どんな雰囲気にしたいか」を伝えているので、そのまま使える文章になる
こちらも同じです。「誰に」「なぜ断るか」「どんな雰囲気にしたいか」を伝えるだけで、結果がまるで違います。
プロンプトは「役割・状況・要件・トーン」の4つを伝えるだけ。これさえ押さえれば、仕事でも日常でも応用できます。
もっとプロンプトの書き方を深掘りしたい方は、「プロンプトの書き方入門」の記事も参考にしてみてください。
なお、ChatGPTをまだ使ったことがない方は、「ChatGPTの始め方」の記事で無料での始め方を解説しています。スマホからでも5分で使い始められます。
コピペで使える!シーン別プロンプトひな形6選
ここからは、そのままChatGPTに貼り付けて使えるひな形を6つ紹介します。
〔〕の中を自分の状況に書き換えるだけでOKです。このセクションだけブックマークしておけば、今日から使えます。
仕事で使える3つ
① 商談後のお礼メール
「あなたは〔業種〕の営業担当です。初回商談後のお礼メールを件名・本文あわせて300字以内で書いてください。相手は〔相手の役職・業種〕で、今日は〔話した内容〕について話しました。文体は丁寧・フォーマルで。」
💡 カジュアルにしたい場合は「フォーマル」を「親しみやすい文体」に変えるだけでOK
② 日程調整の依頼メール
「〔相手の名前・役職〕宛に、〔打ち合わせの目的〕の日程調整メールを200字以内で書いてください。候補日は〔日時を3つ〕です。丁寧だけど簡潔な文体で。」
💡 候補日が決まっていなければ「相手に候補を聞く形で」と指定してもOK
③ 長文メールの要約+返信ポイント整理
「以下のメールを3行で要約し、返信すべきポイントを箇条書きで整理してください。
——
〔受け取ったメールの本文を貼り付け〕」
💡 「返信の下書きも作って」を最後に足すと、要約からそのまま返信まで一気に作れます
日常で使える3つ
④ 子どもの担任への欠席連絡
「小学〔○〕年生の子どもが〔理由〕で欠席します。担任の先生宛の連絡メールを150字以内で書いてください。丁寧で簡潔な文体で。」
💡 連絡帳に書く形式にしたい場合は「メール」を「連絡帳の文面」に変えてください
⑤ 習い事・地域行事のお礼メッセージ
「〔行事名・習い事名〕の主催者宛にお礼メッセージを200字以内で書いてください。〔特に良かった点〕に触れつつ、温かく感謝が伝わる文体で。」
💡 LINEで送る場合は「ですます調」を「フレンドリーな文体で」に変更
⑥ 友人へのやんわり断りメール
「友人から誘われた〔内容〕を〔理由〕で断るメールを100字程度で。関係を壊さず、次は参加したい気持ちも伝わる温かい文体で。」
💡 「また誘ってね」のニュアンスを入れたい場合はその旨を追記
「ふっ、このひな形…わらわも試してやろうではないか(ドキドキ…ちゃんとメールが出てくるかな…)」
| No | シーン | 仕事/日常 |
|---|---|---|
| ① | 商談後のお礼 | 仕事 |
| ② | 日程調整の依頼 | 仕事 |
| ③ | 長文メールの要約 | 仕事 |
| ④ | 担任への欠席連絡 | 日常 |
| ⑤ | 行事のお礼 | 日常 |
| ⑥ | 友人への断り | 日常 |
各ひな形の全文は上のテキストをそのままコピペしてお使いください
AIが書いたメールを「自分のことば」にする2つのルール
「AIが作ったメールをそのまま送るのって、ちょっと失礼じゃない?」
この不安、すごくよく分かります。でも、2つのルールを守るだけで、AIの下書きは「自分のことば」に変わります。

ルール① 一言だけ自分のことばを足す
AIが作った下書きの末尾に、自分が実際に感じたひと言を1行足してください。それだけでテンプレートっぽさが消えます。
仕事のお礼メールなら、「本日のお話で特に○○の点が勉強になりました」。
子ども会のお礼メッセージなら、「うちの子も楽しかったって言ってました!」。
「ひと言足す」だけで、自分の声になる。全文を書き直す必要はありません。
ルール② 送信前にAIでもう一度チェックする
仕上げたメールをもう一度AIに貼り付けて、こう頼むだけです。
「失礼な表現や敬語の誤りがあれば指摘して」
誤字や敬語のミスを拾ってくれるので、送信前の安心感がぐっと上がります。
この2つを守れば、役割分担はシンプルです。下書きはAIに、仕上げは自分に。
ちなみに、AIの添削を毎回見ていると「この敬語、こう直すんだ」という気づきがたまっていきます。AI依存で文章力が落ちるどころか、逆に上がるケースもあるんです。
「なるほど…一言足すだけでよいのか。それならわらわにも…(あ、意外とハードル低いじゃないか)」
まとめ:今日から1通、試してみよう
「ふん、今すぐ試してやろうではないか。(えっと…ChatGPTってどこで開くんだっけ…)」
最初は「プロンプトって何?」と思っていた方も、ここまで読めば「これなら自分にもできそう」と感じているのではないでしょうか。
この記事のポイントを3つにまとめます。
AIはメールを「書く・直す・要約する」の3通りに使える
作るだけじゃなく、もらったメールの整理にも使えます
プロンプトは「役割・状況・要件・トーン」の4要素を伝えるだけ
NG例を見たあとなら、もう失敗しにくいはずです
「ひと言足す+送信前チェック」の2ルールで安心して送れる
AIに丸投げではなく、自分の声を乗せる仕組みがあります
まずは今日1通、試してみるだけでいい。
次のステップ
ChatGPT(無料版)を開いて、この記事のひな形を1つコピペしてみてください。〔〕の中を自分の状況に書き換えて送信するだけです。
「AIを使ったメール作成、もっと自分の仕事や生活に合った形で試したい」という方は、まずはAI活用診断(無料・10分)を受けてみてください。
60問の質問に答えるだけで、あなたに合ったAI活用法が分かります。
すでに具体的な相談がある方は、無料相談もお待ちしています。
→ 無料相談する
この事例を自社でも実現しませんか?
nos.tokyoでは、本記事で紹介したようなAI活用の導入支援を行っています。
御社に最適な導入プランがわかる
具体的な進め方をご提案します

